社協だより№139  4  地域福祉通信 ~小地域福祉活動紹介~ 安心の暮らしをサポートします!! ー 巡回安全サービスによる家屋の点検活動 ー  日ごろ何らかの援助を必要とするかたを対象に、近隣者やボランティアなどが関わり安否を確認する「あんしん・安全ネットワーク事業」。この事業の一環として、専門家による巡回安全サービス事業を実施しています。  専門的な技術や知識を持つ市内の企業・団体等(下表)によるこの取り組みは、今年度で11年目を迎えます。これまでに1,000件以上のお宅を訪問し点検活動を行い、対象者の安心の暮らしをサポートしてきました。  この活動は、電気・ガスの安全点検、家屋の点検のほか、住宅用火災警報器の設置を推進したり、緊急通報システムの試験通報、ニセ電話詐欺への注意呼びかけなどを行っています。専門家の目で細かく点検を行うと、不具合や修繕を必要とするところが見つかることもあります。  援助を必要とするかたが安心して暮らすためには、さまざまな関係者や企業・団体が連携し、継続したサポート体制が必要とされており、市社協では、今後も市内全域を巡回し、点検活動を行う予定です。 <協力企業・団体> 東京ガス(株)日立支社/東京電力パワーグリッド(株)茨城総支社/(財)関東電気保安協会茨城事業本部/日立市消防本部及び市内各消防署/日立トンカチの会(日曜大工ボランティア) ※協力企業は、社業を活かした社会貢献活動(ボランティア活動)の一環として取り組んでいただいています。 ※写真キャプション※ 東京ガス㈱日立支社によるガスの点検 日立トンカチの会による網戸修理 ●住宅用火災警報器は、10年を目安に交換をすすめています!!●  平成20年6月1日(当時新築のお宅は平成18年6月1日)から、消防法及び日立市火災予防条例で、お住まいの住宅に火災警報器の設置が義務付けられています。来年には、法定化され10年目を迎えますが、住宅用火災警報器は、古くなると部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。  巡回安全サービスの点検においても、電池切れや不具合が生じているケースがあります。  皆さんのお宅でも確認してみてはいかがでしょうか? <参考元:日本火災報知機工業会> “生活を支える”事業者部会メンバー紹介コーナー №4  市社協では「地域における支えあい活動」をすすめるため、生活支援を行うNPO法人や民間事業者、地域等との連携を強化しています。  今号では、その生活支援サービス事業者等で組織した「事業者部会」の中から、常陸農業協同組合を紹介します。 常陸農業協同組合  高萩営農経済センター  移動訪問販売車販売員    滑川 光弘さん    大塚 玲子さん    大原 晴代さん      当組合の生活支援サービスの1つである移動販売車は“周りに商店はなく、市街へのバスも1日1往復で不便”“高齢で車の運転もできなくなり買い物に困っている”など、山間地組合員の声をきっかけに北茨城市、高萩市、日立市の山間地域への運行をはじめて3年5か月になります。食料品や日用品の巡回販売に加え、高齢者の見守り活動や県北医療センター高萩協同病院健康管理センターの協力を得て、各販売場所での看護師による健康相談会も定期的に行っており、助けあい・支えあう地域づくり活動にお役立ちできればと思います。よろしくお願いいたします。