 7  社協だより№142 しあわ川柳(せんりゅう) ご応募、ありがとうございました!!  4月20日号で「大切な人」をイメージする川柳を募集しましたところ、119句の力作をご応募いただきました。今号(6月20日号)と9月20日号、2回に分けてご紹介します。ぜひご覧ください。  (市社協の広報モニター委員による投票で選ばせていただきました) ・妻の押す   車椅子の手    握りしめ   (恩田 嘉之・西成沢町) ・老い集う   元気クラブへ   口紅つけて  (後藤予祀子・末広町) ・さり気なく  無償の愛を    くれる親   (櫻井 敏幸・高鈴町) ・カサカサの  手に触れ感謝の  ありがとう  (雪 幸次郎・相田町) ・口元の    争いあれど    愛深し    (須田  武・十王町) ・朝夕の    あいさつ繋ぐ   地域の和   (佐藤 恵子・水木町) ・ありがとう  ゆたかな心が   ひびきあう  (植田 悦子・会瀬町) ・デイの日が  待ちどうしい   将棋友    (福田 常実・塙山町) ・ありがとう  妻への感謝    大晦日    (山中  繁・塙山町) ・歩き出し   目を離せない   初ひ孫    (大和田 稔・久慈町) ・離れ住む   孫はメル友    待ってるよ  (猪股 民子・諏訪町) ・ボランティア 語らい歌い    皆笑顔    (千種 保子・東多賀町) ・俺の義務   家族皆を     守ること   (須藤 光章・久慈町) ・気をつけて  母の温もり    子は悟る   (鶴巻 良雄・滑川町) ・行きずりの  交わす会釈で   ほほ緩む   (鶴巻 良雄・滑川町) ・あれはどこ  あれとはこれねと 老夫婦    (鴨志田八重子・金沢町) ・何処にも   守る人あり    頬笑みを   (栗原 とも・滑川本町) ・ひとり居に  料理届けて    安否問う   (小田部とり・田尻町) ・旧交を    温め直す     八十路坂   (渡辺 幸子・諏訪町) ・雲にのる   孫と最後に    グータッチ  (鈴木  尚・諏訪町) ・「そうだね」と 合わせたものの  あなた誰   (富樫 邦夫・鮎川町) ・立ち止まり  話が長い     待は犬    (蜂谷 武雄・東多賀町) ・久々の    産声嬉し     町内に    (船橋 良則・滑川町) (敬称略) 思うこと 広報モニター委員のコラム 「ちいさな親切おおきなお世話」 株式会社JWAY     関  一敬   私の通っていた小学校に“ちいさな親切おおきなお世話”という委員会活動があった。朝、校門に立って赤い羽根の募金活動等をしていた姿が記憶に残っている。今、改めて考えると、こどもたちの小さな親切が、助けをしている人たちへの大きなお世話(助け)になることを願ってのネーミングだったのだろうか。  こどもたちに限らず、おとなでもひとりひとりができることは大きな力にはなれないかもしれない。それでも、小さな力が集まることで、誰もが「しあわせ」や「ゆたかさ」を感じることができる社会になっていく。ただし、その親切が相手にとって押し付け(逆の意味での大きなお世話)にならないよう、あくまで自然に助けあうことができるということがより大切だと思う。  そのために「社協だより」等の媒体で福祉について浸透させていくことは重要であると思うし、広報モニター委員として、地域のメディアで働くものとして微力ながら、その一助になれればと思う。