 7  社協だより№143 しあわ川柳(せんりゅう) ご応募、ありがとうございました!!  4月20日号で「大切な人」をイメージする川柳を募集しましたところ、119句の力作をご応募いただきました。6月20日号に引き続きご紹介します。ご応募いただきました皆さま、ありがとうございました。  (市社協の広報モニター委員による投票で選ばせていただきました) ・しみじみと   見れば可愛い    妻の顔     (猪股 角次・諏訪町) ・のりこえた   大切な人      思いやり    (永山二三子・森山町) ・翼はばたき 学びの窓へ 飛び立つ君に 熱いエール  (今野 文子・大沼町) ・口角をあげて  笑顔の       えくぼかな   (森廣 信代・田尻町) ・ヒ孫の元気に  支えられ      笑顔かな    (三次 フサ・西成沢町) ・老いふたり   手をつなぐ空    ハート雲    (塩入 敬子・塙山町) ・年を経て    情を重ねて     歩んだ夫    (金津 好子・城南町) ・やさしさで   そっと見守る    思いやり    (内山 英子・大みか町) ・おはようと   高齢地域の     声かけあい   (豊田 賢一・小木津町) ・しっかりと   あせらずくらす   わが人生    (川井  昭・小木津町) ・塀越に     お元気ですか    ごあいさつ   (小沢 ゆき・東  町) ・雨の下校    手かざして     孫駆けてくる  (下山恵美子・塙山町) ・平凡な     日々が嬉しい    老夫婦     (武川よし子・東金沢町) ・金婚式     自分のすべてに   感謝する    (飯島 圭子・田尻町) ・義母の命    あって私の     今があり    (鈴木絵美子・中成沢町) ・手作りで    夫は息災      夕餉膳     (鶴巻 一江・滑川町) ・久し振り    お互い元気で    又合おう    (瀬成田洋子・城南町) ・小春日に    一句よもうと    老いた父    (山本  浩・諏訪町) ・巣箱かけ    親鳥二羽が     えさ運び    (遠藤 良雄・滑川町) ・ふりむけば   笑顔の君が     そこにいる   (冨田 義夫・東金沢町) ・結婚や   ほっと淋しさ入りまじる 婆の此頃    (緑川 澄枝・末広町) ・幸せな     フリする妻に    ありがとう   (今井 達也・金沢町) (敬称略) 思うこと 広報モニター委員のコラム 「あなたのペースで」 公益財団法人日立市民科学文化財団 白崎 宏昭   社会生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策としてバリアフリーという言葉があります。交通機関や建築物などでの段差の解消、エレベーターやエスカレーターの設置のおかげで少しずつですが物理的な障害は減ってきたような気がします。では精神的な障壁はどうでしょう。  「皆でどこかに出かけてみませんか」と声をかけた時に高齢者でこう言う人がいます。「私は歩くのが遅くて迷惑かけるからいいよ」、「トイレが近くて何度も停めてしまうからいいわ」。  周りの人に迷惑をかけてしまうのではないかという負い目から、社会と距離を置いてしまっているのです。これこそが精神的な障壁なのではないでしょうか。  そのような時、自然に歩調を合わせる、誰でもトイレに行きたくなるよね、という雰囲気をつくれる気遣いこそ、福祉の原点であり精神的な障壁を取り除く第一歩と考えます。  誰もが弱い部分を曝(さら)け出しあえる社会になると良いなと思います。