社協だより№150  4  地域福祉通信 ~小地域福祉活動紹介~ 生活支援コーディネーターが行く 自分らしく暮らし続けるために 日常生活の困り事への支援  これまでは「自分のことは自分で」とご自身や家族による〝自助の力〟で生活できていたことが、年齢を重ねたり、家族の関わりの希薄化などによる生活環境の変化によって、いろいろな場面で暮らしにくさを感じるようになることがあります。  例えば、食事の準備、洗濯、家の中の掃除、外出、買い物、庭木の手入れなどは、生活する上で欠かせないものです。(下図)  もし、これらのことで何らかの支援が必要となる時は、介護保険サービスをはじめ、さまざまな方法を考える必要があります。関係者同士と連携し、一人ひとりに必要な支援策を考える日立市社協の生活支援コーディネーター(※)は、困り事に応える調整役となります。 本人をとりまく日常生活に欠かせないこと(例) …………※ イラスト右まわり ※………… 食事の準備、調理、後始末 薬を飲む、貼る、塗る 洗 濯 家の中の掃除 庭木の手入れ ゴミ出し 買い物 通 院 散歩、外出 預貯金の出し入れ …………※ イラスト右まわり ※………… 関係者同士の連携  日立市社協では日常生活の困り事に応えるために、介護保険事業者、家屋等の環境整備、宅配、法律関係など生活支援に必要な関係者同士が横につながるためのコーディネートを行っています。今回、関係者のひとつ、㈱ブラントレーディング「便利屋助さん」に横のつながりの必要性を伺いました。 (※)生活支援コーディネーターとは  住み慣れた地域で長く暮らし続けることができるように、困り事を把握し、支援内容を考えたり、支援が必要な人と支援者をつなげるなどの仕事をしています。 困り事に応えます! まちのお助け隊に聞きました Q 依頼者(支援が必要な人)と関わる中で大切にしていることは? A まずはたくさん会話をすることです。何に困っていて何が必要なのか細かい部分まで話をします。話の中で生活のしにくさに気づき、相手の思いや生活スタイルを理解し尊重することを心掛けています。 Q 理想とするネットワークとは? A 福祉に関することは詳しくないので、認知症などの症状を抱えた人を相手にするときは不安です。その時に、福祉に関する知識のある専門職が間に入り、一緒に協働できる仕組みやつながりが必要だと感じます。 ㈱ブラントレーディング 「便利屋助さん」 代表取締役 助川 雅浩さん 不用品粗大ごみ回収、家屋片づけ、 遺品整理、草刈、樹木伐採、緑地管理 お家の簡易補修、小さな引っ越し等の 活動をしています。