日立市社協だより№173 日立市成年後見サポートセンターです!  認知症、知的障害、精神障害等のある方の権利を守るため、金銭管理・財産管理や日常の支援に関する相談をお受けし、後見申立の手続きに関する支援や法人後見の受任等を行っています。(市社協が法人として成年後見人となります)お気軽にご相談ください。(TEL:0294-87-7222) 成年後見制度は2つの制度があります …………※ 左側ツリー図解 ※………… 成年後見制度 任意後見制度  将来のことを自分で決めたい 法定後見制度  すでに判断能力が低下していて支援が必要 後見  判断能力が欠けている方 保佐  判断能力が著しく不十分な方 補助  判断能力が不十分な方 …………※ 左側ツリー図解 ※………… 成年後見制度とは 判断能力が不十分な場合に、法律的に保護し、本人 を支えるための制度です。 金銭管理や身上保護(入所の契約等)等を通して、 家庭裁判所が選任した後見人等が本人の判断能力を 補い、支援をする制度です。 ~相談の事例をご紹介します~ ①任意後見についての相談 身寄りのいない高齢者のF子さん。将来のことが心配です。 【F子さん】 困りごとを相談できる司法書士がいる。 私が認知症になった時には、その人に財産の管理などを お願いしたい 【アドバイス】 判断能力に問題のない今、後見人になってもらう方を決めておく任意後見制度の活用を提案しました。信頼できる司法書士を任意後見人候補者として、公正役場で公正証書による任意後見契約を結ぶことをアドバイスしました。 ②法定後見についての相談 知的障害のあるJ夫さんの両親。 【J夫さんの両親】 高齢になり、親亡き後のJ夫の生活が心配で… 【アドバイス】 将来的に法定後見制度の活用を提案しました。 信頼できる遠方に住むJ夫さんの弟に、両親の死後すぐにJ夫さんに後見人が付くよう、申立をしてほしいと約束をしておきます。両親の死後…J夫さんの弟が、家庭裁判所に申立を行うことで、J夫さんに成年後見人が選任され、金銭管理や身上保護を通してJ夫さんの生活をサポートしていくことになります。 野菜づくりで交流の場を―ふれあい菜園―  市社協では、子どもから障がい者、高齢者までが、野菜づくりをとおした交流の場として「ふれあい菜園」を進めています。  土の掘り起こしから野菜の種や苗を植える作業まで全て手作業。現在まで、多くの子ども達や高校生、大学生、地域の皆さん、子ども食堂関係者などの参加で、何とか菜園らしくなってきました。また、近隣の方から、栽培用の水や参加者のための駐車場の提供もあり大変助かっています。  月に3回の活動ですが、参加者は、汗を流し泥だらけになりながら、太陽の下、笑顔で野菜づくりに励んでいます。  収穫できた野菜は、子ども食堂や介護施設等に配布ができればと考えています。 令和6年10月5日号 4